NTTドコモ、ゼンリン、ゼンリンデータコムは4月13日、人工知能(AI)の技術を活用したカーナビ向け音声サービス「AIインフォテイメントサービス」を17日に始めると発表した。
AIの自然対話技術、行動予測技術、高度情報検索技術を導入。ドライバーはカーナビに口頭で目的地を伝えることが可能だ。会話を重ねると、AIがドライバーの趣味・好みを学習し、ドライバーに合わせた情報を提供するという。
ドライバーの行動パターンや行動時間を踏まえて目的地やスケジュールを予測し、想定される移動経路の渋滞状況を事前に調べることも可能。目的地を検索する際、同一名称の施設が複数ある場合は、SNS上での情報を解析して人気が高い順に結果を表示する。
このほか、スマートフォンと連携し、駐車場の空き情報をメールで配信する機能なども備える。
NTTドコモがAI技術を、ゼンリンがカーナビ用地図を、ゼンリンデータコムが検索エンジンをそれぞれ開発した。
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