販売好調! 花月嵐の家系ラーメン「藤崎家」とは:長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/3 ページ)
らあめん花月嵐が3月より期間限定商品として販売している、横浜家系ラーメン「藤崎家」が好調だ。6月初旬まで売る予定だが、計画以上に売れてしまい、販売を終了している店もあるという。人気の理由とは?
全国に約240店を展開するラーメンチェーン「らあめん花月嵐」(以下、花月嵐)。この花月嵐が3月より販売している期間限定商品が好調だ。その商品とは、横浜家系ラーメン「藤崎家」である。
花月嵐では、収益の4〜5割を占める主力の「嵐げんこつらあめん」に加えて、毎月3カ月間の期間限定のご当地ラーメンを投入。全国の店舗で常にさまざまなご当地ラーメンを食べることができるのが特徴だ。
チェーンを運営するグロービート・ジャパンは、「藤崎家は特に人気。通常、期間限定商品は売れても20万〜25万食前後だが、藤崎家は40万食程度売れるだろう(3カ月間で)」と自信を見せている。6月初旬まで売る予定だが、計画以上に売れてしまい、販売を終了している店もあるという。
横浜家系ラーメンは、神奈川県横浜市発祥で、豚骨しょうゆをベースとしたスープと太いめんが特徴だ。その横浜家系ラーメンが花月嵐に初めて登場したのは2005年。横浜家系ラーメンとして「ラーメン街道一番星」などを販売。その後、商品名や味を改良し、今回の藤崎が8作目となる。
藤崎とは同社の商品開発部で“スープの鬼”と呼ばれる藤崎憲治氏(アニマル藤崎)のことを指している。その藤崎氏が「これこそが俺が探し続けた味」とお墨付きを与えたことから藤崎家の名称を付けたという。
藤崎氏自らの名を冠した藤崎家が初めてお披露目されたのは2016年6月。通常は人気商品だったとしても再販するときは1年以上間隔を空けるが、反響が大きかっため、1年を待たずしてのカムバックとなった。
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