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25メートルの「ダブル連結トラック」福山通運が運行実験:規制緩和で
福山通運が、全長25メートル・最大積載量24トンの「ダブル連結トラック」の運行実験を始めた。ドライバーの高齢化や人手不足に対処する狙い。
福山通運は10月16日、大型トラック2台分の貨物を運搬できる「ダブル連結トラック」の運行実験を始めた。車両全長25メートル・最大積載量24トンの大型トラックを使用した実験で、ドライバーの高齢化や人手不足に対処する狙い。
今後1年間、愛知県北名古屋市〜静岡県裾野市間の新東名高速道路を通るルートを週3往復する。一定の成果が得られた場合は継続を検討するという。
福山通運は今年3月から、ヤマト運輸とともに国土交通省の「ダブル連結トラック実験」に参加し、全長21メートルのトラックの運行に取り組んできたが、25メートルの車両の導入は初。
同社は「従来、公道を走行できる車両は全長21メートルまでだったが、国交省が規制を緩和したため導入を決めた。生産性向上だけでなく、二酸化炭素(CO2)排出量を削減する効果もあると考えている」(業務改善部 業務改善課)と話している。
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