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KDDI、英会話の「イーオン」買収 教育市場へ参入:AI、VR活用の新サービス検討
KDDIが英会話スクール「イーオン」などを展開するイーオンホールディングスを買収。教育市場へ新規参入する。
KDDIは11月22日、英会話スクール「イーオン」などを展開するイーオンホールディングス(HD)を買収し、教育市場へ新規参入すると発表した。2018年1月22日をめどに発行済株式の全部を既存株主から取得する予定。
イーオンHDは、英語・日本語・中国語教育や留学支援サービスを展開。英会話「イーオン」「イーオンキッズ」など、全国で349校の語学学校を運営し、連結売上高は273億円 (16年12月期)。
KDDIがこれまで培ってきたサービスや基盤と、イーオンの教師や教材、サービスを組み合わせ、「顧客1人1人に合った学習内容を提示し、新たな価値やサービスの提供を目指す」という。
今後は、AI技術を活用した学習者向けのカリキュラム最適化支援や、VR(仮想現実)技術を使ったバーチャル英会話プログラムなどのサービスを検討するとしている。
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