「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」は何円に? 10月に値上げするたばこ銘柄まとめ:値上げする全銘柄を掲載(1/4 ページ)
10月からたばこ税が増税となる。たばこメーカー各社は、紙巻きたばこ・加熱式たばこなどの各商品を10月1日から値上げする。各社が値上げする銘柄をまとめた。
10月から施行されるたばこ税の増税を踏まえ、たばこメーカー各社は、紙巻きたばこ・加熱式たばこなどの各商品を10月1日から値上げすることを相次いで発表した。
「メビウス」「マールボロ」「ケント」シリーズなど定番の紙巻きたばこや、「IQOS(アイコス)」「glo(グロー)」「Ploom TECH(プルーム・テック)」といった人気の加熱式たばこの価格はいくらになるのか。各社が値上げする銘柄をまとめた。
JTは150銘柄を10〜100円程度値上げ
日本たばこ産業(JT)は、紙巻きたばこ122銘柄と加熱式たばこ「プルーム・テック」7銘柄を含む計150銘柄を10〜100円程度値上げする。
対象となる紙巻きたばこは、「ナチュラル アメリカン スピリット」(480円→520円)、「セブンスター」「ピース(20本入り)」(ともに460円→500円)、「メビウス」(440円→480円)、「キャメル」(380円→400円)など。
対象となるプルーム・テックの銘柄は、「メビウス・ミックス・グリーン・クーラー・フォー・プルーム・テック」「メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テック」などで、460円から490円に値上げされる。
このほか、葉巻1銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、嗅ぎたばこ14銘柄も値上げの対象となる。
PMJは91銘柄を10〜40円程度値上げ
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、紙巻きたばこ82銘柄と加熱式たばこ9銘柄を10〜40円程度値上げする。
対象となる紙巻きたばこは、「マールボロ」(470円→510円)、「ラーク・スーパー・5mg・100 ボックス 」(420円→450円)、「パーラメントKSボックス 」(450円→490円)、「バージニア・エス・デュオ・メンソール 10's」(230円→240円)など。
「ラーク・スマートプラス・1mg・ボックス」(390円)など4銘柄の価格は据え置く。
対象となるアイコスの銘柄は、「マールボロ・ヒートスティック・レギュラー」「マールボロ・ヒートスティック・メンソール」などで、460円から500円に値上げされる。
BATJは93銘柄を20〜40円程度値上げ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BATJ)は、紙巻きたばこ76銘柄と加熱式たばこ17銘柄を20〜40円程度値上げする。
対象となる紙巻きたばこは、「ケント・1・200・ボックス」(420円→450円)、「ダンヒル・ライト」(460円→500円)、「クール」(450円→480円)、「ラッキー・ストライク・ボックス」(460円→500円)など。
「ラッキー・ストライク・エキスパート・カット」シリーズ6銘柄は値上げ対象外。
対象となるグローの銘柄は、「ケント・ネオスティック・シトラス・フレッシュ」(420円→460円)、「クール・ネオスティック・ブースト・ミント」(450円→490円)など。
増税は段階的に
新税制では、紙巻きたばこを2018年、20年、21年に1本当たり1円ずつ値上げするほか、加熱式たばこの税率を今後5年間で段階的に引き上げ、紙巻きたばこの7〜8割程度まで高めることが定められている。
関連記事
- JT、ウィンストンに「19本入り410円」の新商品 増税後も手に取りやすく
JTが、箱内のたばこ本数を減らすことで価格を抑えた新商品を発表。ウィンストンブランドに「19本入り410円」の新商品を追加する。同ブランドの「コンパクト・ブルー」シリーズも同様の価格設定となる。 - 「アイコス」は紙巻きたばこより安全――フィリップモリスが強調する狙いとは
フィリップモリスが、紙巻きたばこから「アイコス(IQOS)」に切り替えると疾病リスクが下がるとの試験結果を発表。切り替えた人は、喫煙を続けても体内から発がん性物質などが減っていたという。結果はFDAに提出済みで、米国での販売許可獲得につなげる狙い。 - 約半数の喫煙者が「禁煙の予定なし」 絶対にやめない理由は……?
喫煙者がたばこをやめない理由は?――プラネット調べ。 - 東京の愛煙家が集うベローチェとルノアール 受動喫煙防止条例への対応は?
2020年に東京都の受動喫煙防止条例が施行されると、東京を中心にチェーン展開するベローチェとルノアールは経営に大きな影響を受ける可能性がある。残り2年でどのような対策をとる予定なのだろうか。 - 「完全禁煙化」から3カ月で串カツ田中はどうなった? 客数と売り上げに驚きの変化
2018年6月1日からほぼ全店を全席禁煙化した串カツ田中の売り上げや客数にはどのような変化がでたのだろうか。従業員の受動喫煙を防止するとともに、ファミリー層の利用増を狙っていたが…… - モスバーガー、全店舗を「禁煙」に 20年までに店舗改装
モスフードサービスが、2020年3月末までに同チェーンの全店舗を全面禁煙化する方針を決めたと明らかにした。顧客とスタッフの健康面に配慮したためという。現時点では約700店舗で喫煙が可能だが、順次改装し禁煙席のみとする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.