家具・インテリア販売のイケア・ジャパンは11月15日、初の都心型店舗を東京・原宿で2020年春にオープンすると発表した。
出店地はJR原宿駅前にNTT都市開発が建設中の複合ビル「原宿駅前プロジェクト」で、このほど賃貸借契約を完了した。店舗面積は約2500平方メートル。店舗のコンセプトや詳細は今後明らかにする。
イケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス社長は「「東京都心部での出店を通し、より多くの日本の消費者の皆さまに、イケアを体験していただけることを大変うれしく思います」とコメント。「もちろん、皆さまの大好きなお食事もご提供する予定です」という。
イケアは千葉県船橋市や東京都立川市などで、車での来店を前提にした大型店9店舗を展開。だが若者の車離れや人口減少が進む中、都市型店舗の出店を示唆していた。同社は「都市化は世界的なトレンドであり、都心部での生活のニーズは今後も大きくなることが見込まれている」という。
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