ニュース
「ビットコインの公正な市場価格は1万4800ドル」 トーマス・リー氏、長期的には15万ドルまで上昇する可能性も指摘:19年入ってすぐに転機?
米投資調査会社Fundstrat Global Advisorsの共同創設者であるトーマス・リー氏は、ビットコインの公正な市場価格は1万3800ドル〜1万4800ドル程度であるとの見方を示した。
米CNBCに出演した米投資調査会社Fundstrat Global Advisorsの共同創設者であるトーマス・リー氏は12月14日、ビットコインの公正な市場価格は1万3800ドル〜1万4800ドル程度であるとの見方を示した。
稼働しているウォレットのアドレス数やアカウント毎の使用率、供給メトリクスなどを参考に算出した。
ビットコイン価格が今後上向くかについては、仮想通貨がアセットクラスに受け入れられることと世間に広く普及するかにかかっているという。
さらに長期的に見ると、ビットコインユーザー数がVisaユーザー数(45億人)の7%程度の水準まで増えた場合、ビットコインの公正市場価格は15万ドルまで一気に上昇する可能性もあると主張した。
一方で、仮想通貨取引においてテクニカル指標はこれまでと変わらずに非常に重要であると指摘。ビットコイン価格が200日移動平均線を下回っているうちは投資家の心理は弱気なままだとした。
リー氏が11月に発表した仮想通貨相場の見通しでは、2019年の早い段階で仮想通貨は転機を迎えるという。機関投資家が仮想通貨業界で大きく前進すると予測している。
関連記事
- ビットコイン、もう一段階下落する可能性も 「決済手段としての活用事例が少ない」
米FX取引企業Oandaでアジアパシフィック取引部門の責任者を務めるスティーブン・イネス氏は、ビットコイン価格はもう一段階下落する可能性があるとの見方を示した。CCNが報じた。 - ICOによる資金調達額が激減、11月はピーク時の3%まで減少
ICOによる資金調達額が激減している。CCNが報じたところによると、11月のICOによる調達額は6500万ドルとピーク時の3%まで減少した。 - ハーバード大教授が仮想通貨の未来を予測「革新を起こすのは民間だが、いずれ政府が独占」
IMFでチーフエコノミストを務めたケネス・ロゴフ米ハーバード大学教授は12月10日、英紙Guardianに投稿した記事の中で、仮想通貨の価値がなくなるということも考えにくいが、現時点において仮想通貨は宝くじのようなものであるという。 - ビットコイン、1500ドルまで下落する可能性も Bloombergのアナリストが指摘
ビットコイン相場が再び下落基調に傾き始めた。12月6日には3600ドル台まで値を下げている。 - 「仮想通貨は通貨にもならないし、価値の保存としても機能しない」 UBSのエコノミストが酷評
仮想通貨は岐路に立たされており、廃止する時が来ている。スイスに拠点を置く大手金融機関UBS Gobal Wealth Managementのチーフエコノミストはこう発言した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.