AT&T、ネット攻撃の打撃緩和サービス発表

» 2004年06月02日 08時26分 公開
[ITmedia]

 米AT&Tは6月1日、自社のネットワーク保護サービスに、分散型サービス妨害(DDoS)攻撃によって企業ネットワークが受ける打撃を緩和する機能を統合すると発表した。問題のあるトラフィックを検知・遮断し、リアルタイムで攻撃に対処するという。

 同社は3月発表の侵入検知・早期警戒サービスAT&T Internet Protectに「DDoS Defense」オプションを統合する。AT&T Internet ProtectはグローバルIPネットワーク上のトラフィックを分析、サイバーセキュリティ攻撃の脅威を事前に顧客に通報するサービス。同社の発表によるとSasserワーム発生時には、大規模感染の数週間前に顧客に警報を出すことができたという。

 今回発表のDDoS Defense機能は、AT&Tネットワーク内のDoSおよびDDoS攻撃のトラフィックを、顧客にその打撃が及ぶ前に緩和するというもの。Cisco SystemsとArbor Networksの技術を採用、数秒で攻撃を特定し、ただちにその影響を緩和する。

 このサービスは、AT&Tの米国内顧客、および米国を拠点とする多国籍企業を対象に提供される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ