RSA、Windows向け二要素ログオンシステムのβテスト開始

» 2004年06月04日 08時37分 公開
[ITmedia]

 米RSA Securityは6月2日、二つの要素でWindowsユーザーを認証する「RSA SecurID for Microsoft Windows」のエンタープライズ向けβテストプログラム開始を発表した。

 このシステムでは、従来型の暗証番号などユーザーが記憶している要素と、RSAのSecurIDトークンなど物理的な要素の二つを組み合わせてWindowsへのログオンを認証する。SecurIDトークンは60秒ごとに、その場限りのパスワードを無作為に生成。二要素を組み合わせることで企業の重要な情報へのセキュアなアクセスが保証され、常に同じパスワードを使うよりもはるかにセキュリティが強化されるとしている。

 βテストは同日から7月8日まで実施され、その後7〜9月期中に正式リリースの見通し。

 「当社は従来からファイアウォール外のセキュリティ問題に焦点を当ててきた。リモートアクセスのセキュリティも重要だが、RSA SecurID for Microsoft Windowsでは組織の重要なデータ流出につながる真の脅威に対応している」と、RSAの製品管理/マーケティング担当副社長ジョナサン・ルイス氏は話している。

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