NAI、CiscoのNAC対応ウイルス対策ソフトを7月下旬に販売

NAIは、McAfee VirusScan Enterprise 8.0i/7.0/7.1で、Ciscoの提唱するNACプログラムに対応すると発表した。

» 2004年06月23日 21時08分 公開
[ITmedia]

 米Network Associates(NAI)は米国時間6月22日、McAfee VirusScan Enterprise 8.0i/7.0/7.1で、Ciscoの提唱するNetwork Admission Control(NAC)プログラムに対応すると発表した。

 NACは、Ciscoのネットワーク機器に連動してPCを接続する際にポリシーを遵守させてからネットワークへの接続を許可するプログラム。ウイルス対策ベンダー3社がこれに対応することを発表している。

 NAIが7月下旬に発売する最新版の8.0iは、このNACに対応した製品で、ウイルス対策、デスクトップファイアウォール、ホストベースの不正侵入防止機能などを統合する。マイクロソフトのOSの脆弱性をターゲットにバッファオーバーフローを利用する攻撃を防げるという。バージョン7.0/7.1では、Common Management Agent3.5搭載する場合に対応する。

 3バージョンともにベータ版が公開されているが、販売は7月下旬を予定している。

 NAIのコーポレート&プロダクトマーケティング担当副社長のラージ・ディングラ氏は、「McAfeeとCiscoのセキュリティ技術により、既存の投資とITインフラを活用しつつ、セキュリティ問題を未然に防げる。脅威が進化し続け、脆弱性に終わりの見えない現在、顧客はセキュリティのリーディングベンダーが連携して、ネットワークの重要なポイントすべての安全性を確保することを求めている」と述べている。

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