ブルーコート、高速なWebウイルススキャンを実現するアプライアンスを発表

ブルーコートシステムズは、Web経由で感染するウイルスやトロイの木馬、悪意あるソフトウェアを高速に検査、ブロックするアプライアンス、「ProxyAV」を発表した。

» 2004年06月25日 15時27分 公開
[ITmedia]

 ブルーコートシステムズは6月25日、Web経由で感染するウイルスやトロイの木馬、悪意あるソフトウェアをブロックするWebウイルス対策アプライアンス、「ProxyAV」を発表した。

 同社は、Webプロキシアプライアンス「ProxySGシリーズ」で知られるが、今回リリースされたProxyAVは、ProxySGシリーズと協調しながらWebベースのコンテンツ/オブジェクトを処理。検査が必要であると判断されたものについてウイルススキャンを実行し、しかもその結果をキャッシングすることで、ウイルス検査と高いパフォーマンスを両立させるという。ブルーコート自身が行ったテストによれば、スループットは最大249Mbpsで、平均レイテンシー(遅延)は4ミリ秒にとどまったということだ。

 ウイルス検査エンジンは、McAfee、Sophos、Pandaの中から選択できる。導入された場所や環境に応じて異なるウイルス対策エンジンを導入し、階層型のウイルス対策を行うといった設計も可能だ。

 ProyAVには、小〜中規模ネットワーク向けの「ProxyAV 400 シリーズ」と、ギガビットイーサネットポートを搭載した「ProxyAV 2000 シリーズ」がある。市場想定価格は、Sophosのウイルス対策ライセンスを100ユーザー含んだ最小構成で約127万円。7月20日より販売が開始される。

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