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» 2004年08月04日 21時10分 公開

ある朝ノートPCが盗まれている――そうならないためのセキュリティグッズ (1/2)

世の中のPCは突然どこかに消える可能性がある。ノートPCならなおさらだ。もしそこに個人情報や機密情報が入っていたら企業にとって一大事。量販店で手に入る、そうならないための手軽なセキュリティグッズを紹介しよう。

[堀 哲也,ITmedia]

 6月末、最寄りの大手百貨店から個人情報が紛失したと報じられた。よく利用する百貨店だけに気になって調べてみると、婦人アクセサリー売り場の倉庫で管理していたノートPCを深夜に盗まれたという。そこには70人分の顧客情報が保存されていたから、大新聞に報じられることとなった。

 PCの盗難は今に始まったことではないが、企業にとっては備品が盗まれる以上のリスクを意味するようになってきた。このケースのように盗まれたPCに顧客情報が入っていたとすれば、被害者から一転、流出の加害者として報道され信用が失墜する。会社にとっていかに大きなダメージを与えるか、前例からも想像に難くない。

 にもかかわらず、ノートPCは無防備ではないだろうか。今年、ノートPCが盗まれ顧客情報が流出したと報道されたものには、IDカードと警備員で入退室管理をしていたにもかかわらず、やられたものもある。一見セキュリティ対策を実施しているようだが、結果として十分に機能していないことを示している。

 完全なPC盗難対策は難しいかもしれない。だが、量販店で手に入るレベルからできる、手ごろな盗難防止対策はありそうだ。複数回に分けて紹介していきたい。

まずはセキュリティワイヤー

 PCを盗まれないために、ものに括りつけてしまうのは最も手っ取り早い手段だ。HDDのデータを暗号化していれば盗難にあっても安全度は高いかもしれないが、「もしかすると情報が読まれたかもしれない」という不安にかられて、辛い。自転車をワイヤーで止めておけば、それだけで盗まれにくくなるように、相手にも分かりやすい対策は心理的にも有効だ。

 こういったPC盗難防止用ワイヤーはかなり昔から製品化されていた。しかし、最近はPCが公共のスペースに設置されるケースが増え、近年製品ラインアップが多彩になっているようだ。セキュリティワイヤーを扱うメーカーの中には、「2年前に比べて出荷は150〜200%増加している」と笑いが止まらないところもあるぐらい。ひそかに盛り上がりを見せているセキュリティ製品かもしれない。

 量販店が最も多く扱っていたサンワサプライによれば、同社製品の中では「ノートパソコンセキュリティキット:SL-066K」が最も売れ筋で、企業がまとめ買いすることが多いという。

SL-066Kの内容 パッケージを開けると、こんなものが入っている
  ノートパソコンセキュリティキット:SL-066K
セット内容 ケーブル(直径3.5mm/長さ1.5m)1本、南京錠1個、鍵2個、取付金具1個
価格 3080円

選択のポイント

 単純明快なセキュリティワイヤーだが、選ぶには3つの視点が必要になってくる。取り付け金具とワイヤーの仕様、そして鍵だ。

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