Symantec、金融機関向けフィッシング詐欺対抗サービス開始へ

» 2004年09月13日 17時53分 公開
[IDG Japan]
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 米Symantecは横行するフィッシング詐欺に対抗するための課金サービスを開始する予定だ。

 Symantecは9月13日、顧客を詐欺にかけ、機密情報などを盗み出すフィッシング詐欺から企業ブランドを守るサービスを、研究者の国際ネットワークとデスクトップソフトウェアを活用して提供すると発表する予定だ。

 同社が提供するサービスパッケージは、「Online Fraud Management Solution」という名称で、金融機関に向けて販売される。このサービスで、Symantecは自社ネットワークを活用し、おとりとなる電子メールアカウントにより、Online Fraud Management の顧客を狙った新しいフィッシング詐欺を収集、分析、発見する。

 新しいフィッシング詐欺がSymantec研究者によって発見された場合には、これらの詐欺メッセージを防止するためのフィルターを作成する。このフィルターはNorton AntiSpam、Norton Internet Securityなどのアプリケーションに自動的に組み込まれるという。

 同社はOnline Fraud Management顧客の企業名が詐欺メールに掲載されていた場合、顧客企業に通知し、法的にフィッシングWebサイトを閉鎖させるための手助けをするという。

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