Linux基本コンポーネントの標準、LSB 2.0が登場

» 2004年09月14日 08時57分 公開
[ITmedia]

 非営利のオープンソース標準化団体、Free Standards Group(FSG)は9月14日、Linux Standard Base (LSB) 2.0を発表した。

 AMD、Conectiva、Dell、HP、IBM、Intel、Mandrakesoft、Miracle Linux、Novell SUSE LINUX、Progeny、Red Flag、Red Hat、Sun Wah Linux、Thizlinux、Turbolinuxといった、Linuxコミュニティに属する大手ベンダーがLSBを支持している。

 LSBはLinuxの長期的な成功を収めるための基本コンポーネントとして位置づけられており、新バージョンでは新たにC++用アプリケーション・バイナリ・インタフェース(ABI)が追加され、32ビット、64ビットのハードウェアアーキテクチャをサポートしている。

 LSBにはAPIの基本セット、ライブラリ、相互互換性標準が含まれており、テストスイート、開発環境、サンプル実装、開発者向けドキュメントも収録している。

 新バージョンの2.0ではSingle Unix Specification 3.0のサポートを追加。C++用ABIの採用によりコードの相互運用性を改善している。これにより、Linuxデベロッパーが容易にアプリケーションをLinuxに移植することが可能になるという。(→詳細記事)

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