MSとAmazon、フィッシング詐欺の業者を共同提訴

MSとAmazon.comが米シアトルの連邦地裁に共同でフィッシング詐欺対抗の訴訟を起こした。

» 2004年09月29日 08時35分 公開
[ITmedia]

 偽のアドレスを使って消費者からクレジットカード番号などを騙し取ろうするフィッシング詐欺に対抗し、米MicrosoftとAmazon.comが米シアトルの連邦地裁に共同で訴訟を起こした。

 9月28日の発表によると、両社共同で提訴したのはカナダを拠点とする業者のGold Disk Canadaと個人3人。消費者を標的としてAmazon.comやHotmail.comから来たように見せかけた詐欺メールを大量に送りつけ、Amazon.comの偽Webサイトに誘導していたという。Hotmailサービスを不正利用し、Amazon.comを騙ったスパムは詐欺に当たり違法だと両社は主張している。

 両社ともこれまでに、フィッシング詐欺やスパム業者を相手取った積極的な法的措置を取っている。今回共同で詐欺の手口を調べ、消費者宛ての詐欺メール送信をもっと困難にする技術のテストに当たっているという。

 共同で起こした訴訟とは別に、AmazonとMicrosoftはそれぞれ単独でも、フィッシング詐欺関連で新たに複数の訴訟を起こしたことを明らかにしている。(→詳細記事)

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