ベーステクノロジーは、秘密分散法を採用して機密情報などを安全に共有するためのシステム「QuiX Secret Sharing for SFS Ver1.1」の販売を開始する。
ベーステクノロジーは1月13日、秘密分散法をベースに、機密情報などを安全に共有するためのシステム「QuiX Secret Sharing for SFS Ver1.1」の販売を開始することを発表した。
QuiX Secret Sharing for SFSは、CADデータなど大容量かつ機密性の高い情報を安全に共有するための、クライアント/サーバ型のシステム。情報資産はQuiX Secret Sharingサーバと一般の共有サーバとに分割され、やり取りされる仕組みだ。分割と同時に圧縮も行われるため、情報漏洩を防ぐだけでなく、データ転送速度の向上やディスクスペースの節約も実現する。
セキュリティマネージャー機能によって、ユーザーやグループごとにアクセス権限の設定が可能だ。また、社外からでもデータを参照できるよう、オフライン機能をサポートしている。仮に端末が盗難に遭ったとしても、QuiX Secret Sharingサーバ側の割符がない限りデータを復元できないため、情報漏洩のリスクを抑えることができる。
製品には「QuiX Secret Sharing for SFS Basic」と「QuiX Secret Sharing for SFS Enterprise」の2種類がある。同社では2005年度中に4億円の売上を見込んでいる。
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