日本アボセント、PCIバスの延長でブレードPCライクな環境を実現する製品

日本アボセントは、デスクトップPCのPCIバスを延長してブレードPC環境を実現できる「Digital Desktop System」を発表した。個人情報保護法の施行により、高まっている情報漏えい対策製品として売り込む。

» 2005年04月07日 20時20分 公開
[ITmedia]

 日本アボセントは4月7日、デスクトップPCのPCIバスを延長してブレードPC環境を実現できる「Digital Desktop System」を発表した。個人情報保護法の施行により、高まっている情報漏えい対策製品として売り込む。

 Digital Desktop Systemは、PC本体をサーバルームに置き、PCIバスを延長して、キーボード、モニタ、マウスだけをユーザー側に提供できる製品。PC本体をIT部門が一元的に管理し、本体からUSBデバイスやCD-Rなどの利用を禁止することで、情報の持ち出しを防止することができる。

 PC本体に「PCI Add In Card」(AIC)挿入し、専用のユーザーステーションとUTPケーブルで接続。ユーザーはキーボードなどの周辺機器をユーザーステーションに接続して利用する仕組み。延長できるのは100メートル。

 金融ディーラーなど複数PCを足元で利用しなければならないようなところに対するスペースや騒音・熱対策として利用されるニッチソリューションとされていたが、情報漏えい対策に活用できる点を強調することで幅広い企業にアピールできると見ている。

 ユーザーステーションには、Sシリーズとして「DDS2030」「DDS2050」の2機種および、Lシリーズの「DDL2050」を投入する。価格は、それぞれ9万4500円、11万8650円、13万7550円。AICは2万8350円となっている。

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