新営業システムを導入したぐるなびの意図

» 2005年05月19日 18時33分 公開
[ITmedia]

 ぐるなびが営業力強化の手段として、ドリーム・アーツが提供する「ひびき SALES」を導入することを先日明らかにした。

 インターネットによる飲食店検索サービスの先駆け的存在であるぐるなびは、消費者と店舗を結びつける新しいビジネススタイルで存在感を勝ち取り、先日は株式上場で話題を集めた。ユーザーの利便性の追求、飲食店の「サポーター」という独自の姿勢で、多くの支持を集める。同社は、ITを活かし、飲食店業界に新しい経営改善の提案をしていくことを目標に、戦略的営業基盤作りの一環として新営業システムを検討してきたという。

 検討した結果、ひびきSALESの導入に踏み切った。採用のポイントは、ひびきSALESが、営業部員だけでなく、案件に関わるほかの部員の活動状況まで把握できること。個人別、チーム別の営業成績や達成度といった 「数値」の部分、そして営業活動で発生した情報という「数値化できない部分」を可視化することにより、現場でより質の高い議論・コミュニケーションを図ることができると判断した。

 ぐるなび監査室の吉本匡祐氏は「変化の早いインターネット業界において、ぐるなびの営業が扱う商品も売り方も日々多様になっています。営業力を強化する為に、売り上げ 数値や見込み数値の正確な把握はもとより、営業現場でのコミュニケーションが活発化するものを求めていた」とコメントしている。

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