印刷物の身元を「はっきり」プリントして持ち出しを防ぐソリューション

沖データは、文書の印刷と同時に、ユーザーのログオンIDや時間などの情報を刷り込み、印刷物経由の情報の持ち出しを防ぐ「ログオン情報強制印刷ソリューション」の提供を開始する。

» 2005年07月07日 18時17分 公開
[ITmedia]

 沖データは7月7日、文書の印刷と同時に、ユーザーのログオンIDや出力したプリンタの名称、時間などの情報を刷り込むことで文書の身元を明らかにし、印刷物経由の情報の持ち出しを防ぐ「ログオン情報強制印刷ソリューション」の販売を開始した。7月末より出荷を開始する。

 印刷物による情報の持ち出し/漏えいを防ぐために、文書印刷時に身元情報を地紋として刷り込み、後からスキャンすると「いつ」「誰が」印刷したものかを把握できる仕組みは既に存在する。これに対しログオン情報強制印刷ソリューションでは、ログオンIDなどの情報をはっきり印刷するため、スキャナや専用ソフトウェアなどを用意しなくとも一目で流出元を把握できる点が特徴だ。

 同ソリューションではユーザー名やコンピュータ名、文書名や作成日/時間など7項目の情報を印刷できるが、カスタマイズによって項目を変更したり、一部のみにとどめることが可能だ。さらに、ユーザーに応じて特定の項目のみを選んで印刷させるといった設定も可能。

 ログオン情報強制印刷ソリューションは、同社のページプリンタ「MICROLINE 5400/C9150dn/C5200n」で利用でき、ユーザーのPCにドライバソフトをインストールする必要がある。対応OSはWindows XP/2000とActive DirectoryをプラグインしたWindows 98/Me、Windows NT 4.0。別途管理者用ユーティリティソフトも提供される。

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