日本HP、Exchange Server 2003に特化したバックアップ/リカバリシステム

日本HPは、Microsoft Exchange Server 2003に特化したバックアップ/リカバリシステム「HP StorageWorks ファスト・リカバリー・ソリューション 2003」をリリースした。

» 2005年07月28日 21時16分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは7月28日、Microsoft Exchange Server 2003環境に特化したバックアップ/リカバリシステム「HP StorageWorks ファスト・リカバリー・ソリューション 2003(FRS 2003)」を発表した。

 FRS 2003は、HP StorageWorks XPファミリやEVAファミリなど、スナップショット機能を備えた同社のストレージ製品と組み合わせて利用できるExchange Server 2003専用のバックアップ/リカバリソフト。Windows Server 2003が備えるVSS(ボリューム・シャドウコピー・サービス)と連携しながら、オンラインで定期的にバックアップを取得できる。

 特徴は、Exchange Server 2003でデータベース障害が発生した際にそれを検知し、迅速に復旧作業を行える点だ。データベースのオフライン化とデータのリストア、ログの適用といった一連のリストア作業を自動化することで、復旧作業を最短で数分程度に短縮し、システムのダウンタイムを縮小できるという。

 価格は、FRS 2003 EVA 1 Exchangeライセンスが81万9000円で、8月下旬に出荷が開始される。またFRS 2003 XP 1 Exchangeライセンスは144万9000円で、10月上旬出荷の見込みだ。

 日本HPは同時に、最大16クラスタノード、8.2PBまで段階的に拡張が可能なファイル共有サービスゲートウェイ「HP StorageWorks Enterprise File Services クラスタゲートウェイ」もリリースしている。同製品の価格は1249万5000円。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ