スパイウェア除去ツールを自社サイトで――ネクステッジがISPなど対象に提供

ネクステッジテクノロジーは、オンラインショップ事業者やサービスプロバイダー向けに、スパイウェア検出/除去ツール「X-Cleaner マイクロスキャナ」の提供を開始した。

» 2005年10月12日 20時33分 公開
[ITmedia]

 ネクステッジテクノロジーは10月12日、ショッピングサイトを運営している事業者やサービスプロバイダー向けに、オンラインで利用できるスパイウェア検出/除去ツール「X-Cleaner マイクロスキャナ」の提供を開始した。

 X-Cleaner マイクロスキャナは、米XblockSystemsが開発したスパイウェア対策ツール。Active-Xを用いないため、Webブラウザの種類に依存することなくスパイウェアの検出/除去やクリーニング作業を行える。高速スキャン機能により短時間で検査を行えること、プログラム本体にシグネチャを含むためそのつど最新のスパイウェアを検査できることなども特徴だ。

 ネクステッジではX-Cleaner マイクロスキャナを、エンドユーザー向けにセキュリティの付加価値サービスを提供したいと考える事業者やISP向けに提供していく。オンラインで利用できるスパイウェア除去ツールを提供することで、コールセンターでの問い合わせなど、エンドユーザーのトラブルシューティングに要する負荷を軽減できることもメリットになるという。

 すでにヤマダ電機が、同社のオンラインショップ「yamada-denki.web.com」でX-Cleaner マイクロスキャナを採用し、無料でのスパイウェア対策サービスを開始している。

 X-Cleaner マイクロスキャナは、事業者やISPのサイト上に直接設置することも、ネクステッジが管理するデータセンター内のサーバを利用することもできる。価格はシグネチャの更新頻度やスキャンレベルなどにより異なるため、要問い合わせ。

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