JarファイルをWindowsネイティブのexeファイルへラッピングしてくれるソフトウェアを紹介しよう。Jarファイルが使いやすく変身する。
Java製アプリケーションとWindowsアプリケーションの違いの一つとして、ダブルクリックで起動するかどうかが挙げられる。同じ機能を提供するアプリケーションであれば、.jarよりも.exeの方が使いやすく思える。
ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはLaunch4j、JarファイルをWindowsネイティブのexeファイルへラッピングしてくれるソフトウェアだ。
このソフトウェアの便利なところは、ラッピングによるファイル形式の変更だけではない。起動時にスプラッシュを表示したり、exeファイルにアイコンをつけることもできる。さらに、JREがない場合やバージョンが低いときにそれらのダウンロードを促すこともできる。
出来上がったexeファイルからJarファイルを抽出するといった機能はない。また、カスタムプロセス名の設定をすれば、プロセス名をexeファイル名にできるようだ。
ある程度PCに慣れていれば開発言語によらず利用できるだろうが、大半はそうではない。開発したアプリケーションの利用者がどの層にいるのか分かっていれば、この手のソフトウェアを使う意義は大きい。
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