アップデートテクノロジーと日立ソフト、パッチ管理と暗号化の連携で協業

アップデートテクノロジーと日立ソフトは、情報漏えい対策ソフト「秘文」の機能と連動した自動アップデート管理ツールの提供に関して協業を結んだ。

» 2006年01月11日 19時20分 公開
[ITmedia]

 アップデートテクノロジーと日立ソフトウェアエンジニアリングは1月11日、情報漏えい対策ソフト「秘文」の機能と連動した自動アップデート管理ツールの提供に関して協業を結んだ。

 アップデートテクノロジーでは、Windows OSやアプリケーションの修正プログラムの適用状況を収集し、配布/インストールを自動化する企業向けの管理ソフトウェア「アップデートエキスパート(UpdateEXPERT)」を販売してきた。専用のエージェントなどを導入することなく利用できる点が特徴で、サブスクリプション形式(年間課金方式)で提供されている。

 今回の協業に伴いアップデートテクノロジーは、日立ソフトのセキュリティ製品「秘文」のOEM提供を受け、暗号化機能を追加した「アップデートエキスパート秘文AE IC」を開発した。秘文シリーズの中でも、クライアントPCの暗号化と情報の持ち出し制御を実現する「秘文AE Information Cypher」をベースに組み合わせたものだ。あらかじめ定めたセキュリティポリシーにより、特定のフォルダおよびそこに格納されたファイルの暗号化を行い、情報漏えいを防止する。

 両社は、アップデートエキスパートのソフトウェア自動配布/インストール機能と秘文AE ICの暗号化機能の連携により、ユーザーにそれと意識させることなく、短期間で暗号化による情報漏えい防止対策を実現できるとしている。

 アップデートエキスパート秘文AE ICの価格は、25ライセンスの場合で年額10万5000円から。2月1日より、大塚商会をはじめとする代理店を通じて、主に中堅/中小企業向けに販売が開始される。

 また日立ソフトはアップデートテクノロジーよりアップデートエキスパートのプログラムソースコードの改変権を取得。開発品質の向上と、販売/サポート体制の強化に取り組む。

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