日立情報システムズは、世界最小クラスのRFIDミューチップを利用した記憶媒体管理システム「Chipin/Media」を4月から販売する。
日立情報システムズは、世界最小クラスのRFIDミューチップを利用した記憶媒体管理システム「Chipin/Media」を4月から販売する。
Chipi/Mediaは、企業が大量に保有する記憶メディアの管理に特化させたRFIDパッケージ。個人情報保護法の施行後も情報漏えい事故は減らず、企業は記憶メディアの持ち出し管理を徹底する必要に迫られている。Chipi/Mediaでは、さまざまな記憶メディアに無線ICタグを貼り付けることで、精度の高い持出管理やメディアの棚卸し作業の効率化を可能にする。
記憶媒体の貸出・返却管理や閲覧の記録管理に活用できるほか、輸送用のトランクにRFIDタグを取り付ければ、企業間・拠点間での記憶媒体の受け渡しや運搬内容の確認にも利用できる。Chipi/Mediaでは、一度に複数のRFIDタグを高速に読み取ることができ、プラスチックケースやダンボール箱から出すことなく確認することも可能だとしている。
同社の備品管理システム「Chipin/Fixture」や顔写真入り認証カード発行システム「Chipin/Pass」などと、タグ情報の一部を連携させることができるの、これらシステム間で管理方法を統一することも可能だ。
価格は、ソフトウェアライセンスが180万円から、初期導入費用、保守費用が27万円からとなっている。ソフトウェアライセンス、リーダ装置、サンプルタグを含むお試しキット(49万円から)も提供する。同社では、金融、情報サービス業など記憶媒体を大量に管理する企業に向けて販売するとしている。
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