ヒューコム、1300件の個人情報を含むノートPCを紛失

ヒューコムは2月13日、顧客情報などを記録したノートPCを紛失したことを明らかにした。現在ノートPCは見つかっていない。

» 2006年02月13日 20時42分 公開
[ITmedia]

 ネットワークインテグレーターのヒューコムは2月13日、顧客情報などを記録した業務用のノートPCを紛失したことを明らかにした。

 ヒューコムによると、2月10日夜中に社員が電車で帰宅途中、ノートPCを入れたかばんを紛失したという。

 紛失した情報は、重複を含む1300件の個人情報など。会社名、部署名、個人名、電話/FAX番号、メールアドレスといった約300件の取引先名刺情報リスト、メールソフト内の約1000件のメール受発信情報(アドレスや署名を含む)、および自社作成、顧客作成分を含めた見積書・提案書がPCのHDD上に記録されていた。

 ヒューコムは2月11日朝にはJRへ調査依頼および警察署へ被害届を出したが、2月13日時点でノートPCはまだ発見されていない。ただし同社によると、紛失した情報が不正に使用された事実は今のところ確認されていない。紛失したノートPCにはセキュリティ管理設定がなされていて、第三者によるPC内のHDDへのアクセスは困難であり、またHDD、OS、メールソフト、データベースの起動にはそれぞれパスワードが設定されているという。

 ヒューコムでは、顧客情報の保護をきわめて重要な事項と認識し、今回の事態の発生を真摯(しんし)に受け止め、再発の防止に努めていくとしている。

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