シマンテック、リモートコントロールソフト「pcAnywhere」最新版を発表

シマンテックは、リモートコントロールソフトの最新版「Symantec pcAnywhere 12.0」を発表した。5月から発売する。

» 2006年04月18日 18時14分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは4月18日、リモートコントロールソフトの最新版「Symantec pcAnywhere 12.0」を発表した。5月から発売する。

 同製品は、遠隔管理機能やファイル転送機能を利用して、遠隔からのヘルプデスク作業やサーバサポートに活用できるソフト。最新版の12.0では、ホスト・リモート側におけるWindows、Linux、Mac OS Xプラットフォームをサポートする「pcAnywhere CrossPlatform」機能を新たに導入。pcAnywhere CrossPlatform Remoteにより、複数リモート制御セッションやファイル転送セッションを同時にマルチペイン表示できるようになった。

 また、pcAnywhereホストが組み込みデバイス用のWindows XP EmbeddedやWindows Embedded for Point of Service(WEPOS)に対応したことで、キオスク端末などが必要となる環境でのリモートアクセスが可能になった。

 さらに、ゲートウェイ機能とホスト招待機能により、ファイアウォールやNAT機器の背後にあるデバイスを検出して安全な接続が可能だ。ホスト招待機能を利用すれば、ホストユーザーは相手のIPアドレスを知らなくてもリモート制御セッションを開始でき、ファイアウォールやNATデバイスの背後からリバースコネクションを確立できるという。

 そのほか、操作性向上の観点からタスクベースのグラフィックオプションを利用できるユーザインタフェースを新搭載するなどしている。

 店頭による販売価格は、1ユーザーで1万7640円、2ユーザーが2万8140円。スモールビジネス向けパックの販売価格は、5ユーザーパックが6万8796円、10ユーザーパックが13万2300円となっている。「Symantec pcAnywhere 12.0 Host」の価格は、1ユーザーパックが1万1340円、5ユーザーパックが4万4226円など。

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