日立ソフト、情報漏えい防止製品「秘文」の新バージョンをリリース

日立ソフトは、情報漏洩防止の対策から管理までトータルセキュリティを実現する「秘文(ヒブン)」に、印刷物での不用意な持出しによる情報漏えいを抑止する強制透かし印刷製品「秘文AEWartermark Print(秘文AE WP)を追加したと発表した。

» 2006年04月21日 12時32分 公開
[ITmedia]

 日立ソフトは4月21日、情報漏洩防止の対策から管理までトータルセキュリティを実現する「秘文(ヒブン)」に、印刷物での不用意な持出しによる情報漏えいを抑止する強制透かし印刷製品「秘文AEWartermark Print(秘文AE WP)を追加したと発表した。従来製品の機能強化と合わせて、新バージョン「秘文Ver.7.6」として、4月21日から販売を開始する。

 秘文AE WPでは、管理者が設定したポリシーに従い、印刷物にユーザー名や印刷日時、コンピュータ名などの透かし情報を強制的に挿入し、印刷時のログを取得する。「いつ、だれが、印刷したのか」という情報を明らかにすることで、利用者の紙媒体に対するセキュリティ意識を高めることができるとしている。また、利用者の操作やプリンタなどの接続構成に依存しないため、業務に合わせて柔軟に運用できることも特徴となっている。

 さらに、従来のセキュリティ対策を実施する「秘文AEシリーズ」の製品強化として、ハードディスクやメディアの暗号化を実現する「秘文AE Information Cypher」において、InfineonTechnologiesのTPM(Trusted Platform Module)チップと連携させることにより、ログイン認証を強化する機能を追加している。そのほか「秘文AE MailGuard」では、メールの本文を含めたメール全体の暗号化機能を新たに追加した。

 また、セキュリティシステムの運用、管理、監査を実現する「秘文MEシリーズ」には、操作性の向上やポリシー違反のユーザーへアラートを通知する機能などを追加している。

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