LAMP採用のGMOネット証券、NECが構築

金融システムでオープンソースが採用され、NECが事例発表を行った。LAMPに加え、JavaアプリケーションサーバもJBossを採用している。

» 2006年04月24日 12時40分 公開
[ITmedia]

 NECとNECネクサソリューションズがシステム構築を行ったGMOインターネット証券。口座開設ユーザーとのやり取りを行うこの基盤システムには、業務サーバ約60台をすべてRed Hat Enterprise Linuxで構成するとともに、ミドルウェアにJBoss、Apache、MySQL、PHP、Postfix、Nagiosなどを採用した。LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)に加え、今回はEJBサポートのJavaアプリケーションサーバJBossや、ネットワーク監視のNagiosを採用したことも特徴の一つ。

 同社は今回の開設について、コストパフォーマンスと拡張性に優れていることを挙げ、4カ月という比較的短期間の構築実現もアナウンスした。

 GMOインターネット証券では今後、証券業務に関わる業務をこの基盤システムをベースとして運用し、口座開設の申し込み受付を24日から開始、5月12日からは国内現物株式・制度信用取引を開始する予定だという。

 また、証券フロントシステムは、トレーディング関連のAPIを公開予定とするなど、Web 2.0指向の試みも予定されている。

 NECはこれまでも、早稲田大学や倉敷市教育委員会、三城などのシステムでもLinuxを基盤とした構築を行っている。

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