シマンテック、企業向けメールセキュリティソフトの新バージョン

シマンテックは、アンチウイルス/アンチスパム、コンテンツフィルタリングという3つのセキュリティ機能を提供する「Symantec Mail Security for SMTP 5.0」を発表した。

» 2006年06月06日 17時19分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは6月6日、SMTPゲートウェイ向けにアンチウイルス/アンチスパム、コンテンツフィルタリングという3つのセキュリティ機能をひとまとめに提供するソフトウェア製品「Symantec Mail Security for SMTP 5.0」を発表した。

 Symantec Mail Security for SMTPは、企業内に入ってくるメールを検査し、さまざまな脅威から保護する。同時に企業が発信するメールをチェックし、不適切なメールが外部に送信されないよう制御するセキュリティ製品だ。

 同社がこれまで提供してきたゲートウェイ向けウイルス対策ソフト「Symantec Mail Security for SMTP」やメールセキュリティアプライアンス「Symantec Mail Security 8200 Series」に、同社が買収したBrightmailのアンチスパムテクノロジを組み合わせ、ウイルスやスパイウェア、フィッシングなど、さまざまな脅威をブロックする。特にスパム対策については、レピュテーションフィルタをはじめ、20種類を超えるフィルタリングを活用して防御を行うという。またフィッシングメール対策として、SPFおよびSender IDをサポートした。

 新たに搭載されたコンテンツフィルタリング機能では、メール本文だけでなく添付ファイルについても検索し、企業が定めたポリシーに合致しないメールの送受信を阻止する。添付ファイルについては、拡張子名ではなくファイル本体をチェックするため、単純に拡張子を変更してフィルタをすり抜けようとする試みも検出できるという。

 Symantec Mail Security for SMTP 5.0の対応OSはWindows 2000 Server、Windows Server 2003、Sun Solaris 9/10、Red Hat Linux ES/AS 3.0など。6月22日より販売が開始される。

 なおシマンテックは同時に、Microsoft Exchange Serverをウイルスから保護するとともに、さまざまな法令に沿った形でポリシーを実施する機能を備えた「Symantec Mail Security 5.0 for Microsoft Exchange」もリリースしている。スパイウェアやアドウェアの検出が可能になったほか、ポリシー設定やレポート機能の充実が図られており、6月19日より販売が開始される。

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