F5、FirePassがTBSワンセグ放送のネット基盤に採用

TBSが実現するモバイル機器向けのデータ放送の通称ワンセグでは、系列局と機器共有の必要性からSSL-VPN構築が急務となっていた。その基盤の一部としてFirePassが採用。

» 2006年06月07日 14時10分 公開
[ITmedia]

 F5ネットワークスジャパンは6月7日、同社のFirePassによるSSL-VPN構築によってTBS(東京放送)のワンセグ放送を支えるネットワークとして設備基盤に採用されたことを発表した。

 TBSが行うモバイル機器向けのデジタル放送「ワンセグ」では、コンテンツをアップロードする際にSSL-VPN環境を実現している。このネットワーク環境の一部として、F5ネットワークスジャパンのFirePassが採用された。

 ワンセグデータ放送では、通信設備を一部の系列局と共有するため、セキュアなリモートアクセス環境の構築が急務となっていたという。系列局とはいえ外部からのアクセスを許すことになるため、不正アクセスからの厳重なアクセス管理を行う必要性が出た。

 TBSは、クライアントの環境に依存せずに導入ができ、SSL通信によるセキュアなリモートアクセスを実現することができるものとして、FirePassを選択したという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ