トレンドマイクロは、ウイルス/スパイウェアやスパムメール、ボット対策など複数の機能を中堅企業向けにひとまとめに提供する「TrendMicro InterScan VirusWall スタンダードエディション」を発表した。
トレンドマイクロは6月15日、ウイルス/スパイウェアやスパムメール対策、コンテンツフィルタリング機能などをひとまとめに提供する中堅企業向けのセキュリティソフト「TrendMicro InterScan VirusWall スタンダードエディション」を発表した。
同社はこれまで、企業ゲートウェイでのセキュリティ対策を提供する「InterScan VirusWall エンタープライズエディション」「同for SMB」を提供してきた。
InterScan VirusWall エンタープライズエディションは、2500ユーザー以上の大企業が対象で、ウイルス/スパイウェア対策やスパムメール対策、コンテンツフィルタリング、URLフィルタリングや大規模感染予防サービスといった複数の対策を1つのソフトで提供する。一方InterScan VirusWall for SMBは300ユーザー以下の中小企業向けの製品で、機能はウイルス対策とスパムメール対策、コンテンツフィルタリングに限られるが、1つのサーバに導入できる手軽さが特徴だ。
新製品のTrendMicro InterScan VirusWall スタンダードエディションは、これら2つの間に位置するもの。従業員300〜2500名規模の企業を対象に、エンタープライズエディションと同等のセキュリティ機能を提供し、ウイルスやスパイウェア、ボット、フィッシングやファーミングといったさまざまな脅威からシステムを保護する。同時にコンテンツフィルタリングやURLフィルタリングによって、企業からの情報流出も予防するという。ただし、1サーバにインストールできる手軽さはInterScan VirusWall for SMBから引き継いだ。
TrendMicro InterScan VirusWall スタンダードエディションの対応OSはWindows 2000/XP、Windows Server 2003で、7月14日より販売が開始される。2006年11月にはLinux対応バージョンをリリースする予定だ。参考価格は1000ライセンスの場合で220万円となっており、今後1年間で3億円の販売を見込むという。
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