米農務省のコンピュータシステムが不正アクセスされ、職員2万6000人の氏名、社会保障番号などが流出した可能性がある。
米農務省のコンピュータシステムが不正アクセスされ、ワシントンD.C.に勤務する職員の個人情報が流出した可能性があると、同省が6月21日に発表した。
不正侵入は6月の第1週に発生した。IT担当者が5日にコンピュータネットワークのトラフィック異常に気づき、不正侵入された管理システムを保護する措置を取ったという。この時点でセキュリティソフトを調べた結果、個人情報はすべて守られていると判断したが、その後の捜査で流出した疑いが出てきたため、職員に対して電子メールと書簡で事件発生を通知した。
流出した可能性があるのは氏名、社会保障番号、顔写真などの情報。現職員および元職員2万6000人が影響を受ける恐れがあるという。同省では1年間無料でクレジット監視サービスを提供するとともに、相談用のコールセンターを設置して対応に当たっている。
捜査当局には事件を通報済みで、同省監査官室でもこの問題について調査に当たっている。
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