アスキーソリューションズ、企業向けにブログ・SNS・CMS統合エンジンをASP提供

アスキーソリューションズは、企業向けのブログ、SNS、CMS統合エンジン「EBICE」をエイチ・エル・シーと共同開発した。

» 2006年07月03日 18時26分 公開
[ITmedia]

 アスキーソリューションズは、企業向けコミュニケーションツールとして、ブログ・SNS・CMSを統合した新エンジン「EBICE(エビス)」を、エイチ・エル・シーと共同開発した。EBICEのパッケージソフトウェア版は8月上旬より発売開始される。

 また、このエンジンをベースにして、ユーザーの使用目的にあわせたカスタマイズなどソリューションとしてのサービス提供も行う予定だという。パッケージ販売に先行する形もあり、EBICEのCMS機能を使用した低価格なCMSのASPサービス「EBICE CMS ASP」をサービス開始した。初年度の売上目標は1億円。

 最近では、企業の情報発信ツールとしてブログを使う傾向が高まっており、ユーザー限定のSNSにも注目が集まっている。また、CMS利用のWeb構築も増加しているが、これまでのエンジンの多くはオープンソースのソフトウェアで構築されていることに企業利用での問題点が指摘されることも多いという。同社では、これらの問題を解決すべく開発されたのがEBICEだと語る。

 EBICEのパッケージ版は、データベースとしてフリーウェアのPostgreSQLと、より安定的なDB2から選択可能。また、動画やポッドキャスティング、絵文字やケータイ対応があり、オプションではGoogleマップとも連動可能となっている。基本テンプレートは無制限、フリースキンにも対応し、CSSやHTMLの編集もできる。スパム行為などに対応するため、トラックバックのNGワードチェック、受け入れ確認、実在確認などといった機能を搭載するほか、禁止IPや禁止URLの設定、アクセス解析機能も搭載されている。価格は100ユーザー、105万円から。

 EBICE CMS ASPは、EBICEパッケージ版のCMS機能をASPで提供するもの。主にサービス開業間もない企業や、運用専任者不在の企業を対象としており、迅速かつ容易にWebサイトを構築するためのツールとして提供するという。初期設定費用は3万6750円、月額8190円からの利用が可能。オプションで詳細なアクセス解析や、専用サーバ、独自ドメインの試用できるという。

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