7月の月例パッチ、Excelの脆弱性などに対処

7月のセキュリティアップデートではExcelやOfficeの脆弱性が修正された。Windows 98とMeのアップデートはこれが最後。

» 2006年07月12日 07時57分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは7月11日、Excelの脆弱性などに対処した月例セキュリティアップデート7件を公開した。最大深刻度は「緊急」が5件、「重要」が2件となっている。なお、Windows 98とMeのアップデートはこれが最後となる。

 緊急パッチのうちExcelの更新プログラム(MS06-037)では、一般に情報が公開されている問題も含め複数の脆弱性に対処した。脆弱性を悪用されるとリモートからコードを実行される恐れがある。影響を受けるのはExcel 2003/2002/2000およびExcel 2004 for Mac/Excel v. X for Mac。

 Office関連ではOffice解析の脆弱性、不正な文字列の解析に関する脆弱性、Officeプロパティの脆弱性修正パッチを盛り込んだMS06-038と、Officeフィルタの脆弱性に対処したMS06-039がリリースされた。いずれも悪用されるとリモートからのコード実行を招く可能性がある。

 なお、Windows 98とMeのサポートは同日をもって打ち切られ、今後はセキュリティアップデートを含め、Microsoftからのテクニカルサポートは提供されない。Microsoftはユーザーに対し、できるだけ早くWindows XPなどもっとセキュアなOSに切り替えるよう促している。

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