日本HP、ID監査/管理ソフトウェアで内部統制を支援

日本HPは9月1日より、ユーザーIDやパスワードといったID情報の管理、監査を支援するソフトウェアを販売する。

» 2006年08月30日 21時04分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは9月1日より、ユーザーIDやパスワードといったアイデンティティ情報(ID情報)の管理ソフトウェアの新バージョン「HP OpenView Select Identity 4.01 日本語版」と、ID監査業務を自動化する「HP OpenView Select Audit 1.0」の販売を開始する。

 金融商品取引法(日本版SOX法)への対応においては、内部統制の強化が求められる。今回発表された2つのソフトウェアはいずれも、内部統制を支えるID/アクセス管理の部分を支援するツールで、ひいては企業におけるITガバナンスの環境整備を実現するという。

 HP OpenView Select Identityは、セキュリティポリシーに基づいて、複数のサーバやデータベース、アプリケーションにまたがり、ユーザーIDの発行、変更から削除までを一元的に行う管理製品。新バージョンでは、内部統制に関わるID監査機能が改善され、情報リソース別にログ収集を行えるようになったほか、ユーザーアカウントのレポート作成が可能になった。また、管理画面も改善され、ポータル形式の管理インタフェースが提供される。

 一方HP OpenView Select Auditは、ユーザーIDやパスワードの変更/リセットに関するログデータとアクセス記録とを照らし合わせ、各種標準やガイドラインに合致しているかどうかの報告レポートを作成するソフトウェアだ。ログの監視、収集はCOSOやCoBIT、ITILといった基準に対応した条件に基づいて行える。また、レポートの書式はカスタマイズが可能だ。日本HPでは、SOX法に対応した書式をまとめた「SOXレポートパック」も別途提供する。

 さらに、HP OpenView Select Identityのほか、アクセス制御を行う「Select Access」「Select Federation」といった他のHP OpenViewの ID管理製品と連携し、監査に必要なデータを収集することも可能だ。

 価格は、HP OpenView Select Identity 4.01が556万9200円から。HP OpenView Select Audit 1.0は111万4050円から、SOX法レポートパックは334万1520円からとなっている。

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