メールもIMもまとめて保護、日本ベリサインがASP型セキュリティサービス

日本ベリサインは米Postiniと提携し、企業向けのASP型電子メールセキュリティサービス「Postini Perimeter Manager Enterprise Edition」を提供する。

» 2006年11月07日 19時24分 公開
[ITmedia]

 日本ベリサインは11月7日、企業向けのASP型電子メールセキュリティサービス「Postini Perimeter Manager Enterprise Edition」の提供を開始した。

 Postini Perimeter Manager Enterprise Editionは、米Portiniとの提携に基づいて提供されるセキュリティサービス。インターネットから企業に送信されるスパムやウイルスメールをデータセンター側でフィルタし、ユーザーを保護する仕組みだ。また、内部からの顧客情報などの漏洩を防ぐコンテンツフィルタリングの機能も提供される。

 特徴は、ASP型のサービスとして提供されるため、新たにソフトウェアやアプライアンスを導入することなくメールのセキュリティ対策を実施できることだ。既存のDNSサーバのMXレコードを書き換えるだけで、最短1週間で導入できるほか、運用管理の負担も軽減できるという。

 またオプションとして、コンプライアンス対応を支援する「アーカイブサービス」、やり取りされるメッセージを暗号化する「エンクリプションサービス」といったメニューを用意。近年、さまざまな脅威の入り口として警告されているインスタントメッセンジャーについても同様にフィルタリングを行うオプションもあり、Google TalkやYahoo!メッセンジャー、MSNメッセンジャーなどに対応している。

 Postini Perimeter Manager Enterprise Editionの価格は、1000ユーザーの場合で初期導入費用が37万円、月額料金は1メールアドレス当たり470円。

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