Mac OS XにDoS誘発の脆弱性、ただしリスクは低

この問題はローカルで悪用されるとDoS状態を誘発できてしまうが、リスクは低いとされる。

» 2006年11月11日 09時08分 公開
[ITmedia]

 Mac OS Xでサービス妨害(DoS)誘発の可能性がある脆弱性が報告された。リモートでの悪用はできず、セキュリティ各社のリスク評価は最も低いレベルとなっている。

 仏FrSIRTが11月10日に公開したアドバイザリーによれば、この問題では「fpathconf()」syscallのエラーが原因でサポートされていないファイルタイプを適切に処理できず、ローカルで悪用されるとシステムの混乱やクラッシュを引き起こしてDoS状態を誘発できてしまう。

 影響を受けるのはMac OS X 10.4.8とそれ以前のバージョン。公式パッチはリリースされていない。

 FrSIRTのリスク評価は4段階で最も低い「Low Risk」。デンマークのセキュリティ企業Secuniaも、5段階で一番下の「Not Critical」と評価している。

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