蒼天、中小企業向けにエージェントレスのPC管理アライアンス

蒼天は、クライアントPCの資産情報や操作履歴を管理する中小企業向けのアプライアンス「LogVillageコンポ」の販売を開始した。

» 2006年12月22日 10時05分 公開
[ITmedia]

 蒼天は12月21日より、社内のクライアントPCの資産情報や操作履歴を管理する中小企業向けのアプライアンス「LogVillageコンポ」の販売を開始した。

 同社はこれまで、エージェントレス型のWindows PC管理ソフト「LogVillage」を提供してきた。クライアント側に専用エージェントをインストールすることなく、手軽に導入できる点が特徴だ。

 LogVillageではソフトウェア資産情報のほか、アプリケーション実行、ログオンやWebアクセス、印刷に関する操作履歴を把握できる。USBディスクなど、許可されていない外部記録メディアの接続や社内で禁止されている不正なアプリケーションのインストール、実行を検知することも可能だ。さらに、セキュリティパッチやウイルス対策ソフトの更新状況を管理し、セキュリティレベルを一定に保つよう支援する。

 LogVillageコンポはLogVillageの機能をアプライアンス化して提供する製品だ。アプライアンスとして提供することで、専任のIT管理者がいない中小規模企業でも短期間で導入できる。また、運用の負担を軽減するため、管理者の作業を一部代行するリモートサポートサービス「LogVillageソムリエ」も同時に提供していく。

 価格は、管理対象となるクライアント台数を制限することで、ソフトウェア版よりも最大40%低価格化した。50台までのモデルは78万円、200台までのモデルは120万円で、2007年1月16日より出荷を開始する。2007年3月までの間は、企業LANに不正に接続されたPCやNAS、プリンタなどを検出する「サーチライト」も無償でバンドルされる。

 なお蒼天では2007年3月にソフトウェアをバージョンアップし、Windows Vista対応やクライアントPCのシリアル番号/型番情報などの収集機能を追加する予定だ。

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