記憶の代わりにUSBキーがパスワードを管理、ハイパーギア

ハイパーギアは、USBキーを用いてパスワード管理を行う個人向けのシングルサインオンツール「HG/パスワードマネージャ」を発表した。

» 2007年03月22日 18時17分 公開
[ITmedia]

 ハイパーギアは3月22日、個人向けのシングルサインオンツール「HG/パスワードマネージャ」を開発したことを明らかにした。

 パスワード認証の強度を保つには、第三者による推測が困難なパスワードを設定し、定期的に変更することが望ましい。だが、破られにくい長いパスワードになればなるほど、ユーザー自身にとっても記憶しにくくなり、メモ書きやWindowsのオートコンプリート機能に頼る、本末転倒な事態につながることもある。

 HG/パスワードマネージャは、十条電子製のUSBキー「HardKey3」を用いてパスワード管理を行い、ユーザーの代わりに適切なパスワードを送り出すことで、この課題を解決する製品だ。アプリケーションごとに1つひとつのパスワードを記憶することなく、安全な運用環境を構築できるという。

 特徴は、Webアプリケーションだけでなく、グループウェアや経理ソフトウェアといったWindowsアプリケーションのほか、Office/PDF文書の暗号化など、幅広い用途に適用できること。また、アプリケーションごとに「社外秘」「部門用」「個人用」といった具合に複数のパスワードを登録し、使い分けることもできる。

 HG/パスワードマネージャは、Windows 2000/XP/VistaとInternet Explorer 6/7の環境に対応している。価格は、1ユーザー用が9975円、USBキーを含む10ユーザー用のエントリーセットが9万9750円など。USBキーによる自動ログオンやスクリーンセーバーロック機能をバンドルした「HG/パスワードマネージャプラス」も用意されており、4月下旬より出荷を開始する。

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