セキュリティ対策から取り残された「開発者用ワークステーション」の管理、監視を実現LogVillageで実現するセキュリティ対策底上げとITリソース有効活用

営業やマーケティング、管理部門については、端末のセキュリティ監視が比較的行き渡っているが、生産性が最優先される開発部門のワークステーションとなると、システムに負荷をかける方法は嫌われる。クライアント管理と開発作業効率がトレードオフであってはならない。蒼天の「LogVillage」はそうした状況を解決するツールだ。

» 2007年07月12日 10時00分 公開
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 個人情報保護法への対応を目的に、営業部門やマーケティング部門ではクライアントログの監視ツールを導入した。一方、管理部門でも内部統制構築の一環として、PC管理の仕組みを組み入れた。さて、残る開発・エンジニアリング部門はどうしよう……。

 蒼天のログ管理ツール「LogVillage」は、こうした悩みを抱える企業に適した製品だ。新バージョンの「LogVillage 2.0」では特に、CAD/CAMやコンピュータグラフィックス、ソフトウェア開発などを担う「PCワークステーション」の稼働管理やセキュリティ対策を支援する機能が強化されている。

ワークステーションにもエンジニアにも「ストレスレス」

 LogVillageは、いわゆるクライアント管理/監視ソフトウェアの一種だ。プロセスの死活監視や性能管理、アプリケーションの利用率管理などを実現する「稼働管理」機能をベースに、ハードウェアやソフトウェアといったインベントリ情報を集約、管理する「資産管理」、Web閲覧や印刷、ログオン、ファイル更新などの履歴を把握し、セキュリティ事故に備える「操作ログ収集」という3つの機能が用意されており、必要に応じて追加することができる。

 最大の特徴は、専用ソフトウェアをクライアント側に導入することなく利用できる、エージェントレス方式を採用していることだ。エンジニアやクリエイターはとかく、システムに負荷がかかり、作業に支障が生じることを嫌うものだ。しかしLogVillageの場合は、PCワークステーションにそうしたストレスを与えることなくスムーズに導入できる。

 「そもそも開発、エンジニアリング関連のアプリケーションというものは、単独でも多くのマシンリソースを必要とする。その上監視用エージェントを導入するとなると、作業効率に影響を与えざるをえない。結果として、生産性を優先する開発部門でのセキュリティ対策が他の部門に比べて一歩遅れたり、管理・監視を優先して無理矢理導入しても有効に運用されなくなってしまう」と、蒼天の代表取締役 芦辺多津治氏は指摘する。

Photo 蒼天の代表取締役 芦辺多津治氏

 これに対しLogVillageでは、PCの性能劣化が許されない開発環境でも、端末側に負荷を与えることなく導入し、管理作業を行うことができる。「PCワークステーションに負荷をかけることなく、開発効率を落とさずに必要な対策を取ることができる」(芦辺氏)。7月にはWindows版に加え、画像処理やCGやDTPの現場で広く利用されているMac OS X版のリリースも予定している。

 確かに、クライアント側にエージェントを導入するタイプのツールは、より深く情報を収集できるのも事実だと芦辺氏。しかし問題は、「その企業がどこまでのログ情報を必要としているかだ」という。つまり、その企業や部署が抱えるリスクやセキュリティポリシーのレベル、リソースに応じて、適切な対策を取っていくことが重要という考え方だ。

 金融や流通・サービスなど、情報漏えいが会社の存続を左右するような問題につながり、悪意ある人物の存在を前提に対策を考えなければならないレベルの業種がある一方で、大半の企業では、基本的な対策を通じて、少なくとも不注意による流出は防ぎたいと考えているものだ。LogVillageは後者のニーズにぴったり適合するという。

 「例えば、個人情報を多く扱うビジネス部門ではより深いログ情報を収集し、一方研究/開発部門では最低限のログ情報を把握するといった具合に、ツールを使い分けることも可能だろう」(同氏)

見えなかったITシステムの活用度が一目瞭然

 LogVillageがもたらすもう1つのメリットは、IT資産の有効活用を可能にすることだ。「ITの有効活用」は、言うのは簡単だが、実際には企業IT部門にとっての永遠の課題となっている。その大きな理由の1つが、「システムがどのように利用されているかが見えない」ことだ。

 LogVillageの稼働管理機能では、CPUやメモリ、ディスクの使用率を把握できるだけでなく、アプリケーションごとの利用時間やCPU利用率を集計し、グラフの形で表示することができる。つまり、誰が、どのアプリケーションをどのくらい利用していたか、グループの平均値と比べてどうかといった情報を収集し、可視化することが可能だ。同様に、アプリケーションのオプション機能ごとでも利用状況を把握できる。

 また、Windows OSのセキュリティパッチや複数ベンダーのウイルス対策ソフトの更新状況を一括把握し、セキュリティ対策が適切に行われているかどうかを確認することもできる。

LogVillageではアプリケーションごとの利用時間やCPU利用率までを把握し、グラフィカルにレポートできる

 「見えない部分を明らかにし、本当にそれが必要かどうかを判定する材料を提供することができる」と芦辺氏。オフィス系アプリケーションに比べ高価な開発系アプリケーションが有効に利用されているか、そのIT投資は十分に活用されているかどうかが一目瞭然となる。

 これは、PCワークステーションを利用するエンジニアにもメリットをもたらす。稼働状況を常に監視し、使用率の推移を把握することで、ディスク異常などの予兆をキャッチできるからだ。ディスクが壊れてから泣く泣く作業をやり直すのではなく、アラートを踏まえてバックアップなどの対処を取り、未然に「ロス」を防ぐことができる。

 このようにLogVillageは、現場のエンジニアや開発者を煩わせることなく、企業全体のセキュリティレベル向上とITリソースの有効活用を支援するツールといえるだろう。

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提供:株式会社蒼天
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年8月13日