CiscoのUnified CallManagerに脆弱性

Unified CallManagerに2件の脆弱性が見つかり、パッチがリリースされた。

» 2007年07月13日 09時45分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsの統合コミュニケーション製品「Cisco Unified CallManager」(CUCM、旧CallManager)コンポーネントに2件の脆弱性が見つかった。同社は7月11日にアップデートをリリースし、問題に対処している。

 仏FrSIRTなどのアドバイザリーによると、CUCMのCertificate Trust List(CTL)Providerサービス(TCP2444ポートを利用)と、Real-Time Information Server(RIS)Data Collectorサービス(TCP2556ポートを利用)にバッファ/ヒープオーバフローの脆弱性が存在する。

 不正なリクエストを使ってこの問題を悪用されると、リモートの認証を受けない攻撃者がサービスをクラッシュさせたり、任意のコードを実行することが可能になる。

 深刻度はFrSIRTが4段階で最も高い「Critical」、Secuniaが5段階で真ん中の「Moderately critical」としている。

 脆弱性が存在する製品は、Unified CallManager 3.3/4.1/4.2、Unified Communications Manager 4.3、Unified CallManager 5.0、Communications Manager 5.1。それぞれ同社サイトでパッチを提供している。なお、Unified Communications Manager 6.0とCallManager Expressは影響を受けないという。

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