EMC、MTFなど3社、ネットワークフォレンジック分野で協業

EMCジャパン、MTF、Soleraの3社は、企業ネットワーク上のパケットをキャプチャーし、監査証跡として保管する「コンプライアンス対応統合ネットワーク・フォレンジック・ソリューション」を発表した。

» 2007年08月28日 18時10分 公開
[ITmedia]

 EMCジャパン、エム・ティ・フィールド・サービス(MTF)、ソレラネットワークスジャパン(Solera)の3社は8月28日、企業ネットワーク上のパケットをキャプチャーし、監査証跡として保管する「コンプライアンス対応統合ネットワーク・フォレンジック・ソリューション」を発表した。

 ネットワーク・フォレンジックは、事件が起きた現場のコンピュータからデータを取得、解析して、ネットワーク犯罪が行なわれた証拠を突き止め、原因や容疑者を特定する一連の活動のこと。

 高速大容量のパケットキャプチャーを行うSoleraのネットワークパケットレコーダー「Solera DS」と、MTFのフォレンジックツール「inetSNAPs」、EMCのストレージ「CLARiX」「Centera」を組み合わせ、企業ネットワークに流れるパケットをキャプチャーし、監査証跡として安全に保管できるようにする。

 外部からの不正アクセスや内部情報漏えいなどが発生した場合には、同じ環境を再現させてデータを解析できるだけでなく、キャプチャーデータは改ざんを防止し安全に長期保管できるアーカイブ専用ストレージ「Centera」に格納するため、監査証跡としても有効な状態で保管できるという。

 3社は、コンピュータやネットワークシステムの記録データが、法的証拠として求められるケースは今後も高まると見ており、協業により、単独の製品では解決できなかった要件を満たす総合ソリューションとして提供できるとしている。

 EMCおよびEMCの一部販売パートナーが保守を含めて販売する。

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