アジア最高速のスパコンで検索エンジン始動――BST、実証実験を開始

BSTは、多言語対応の高速全文検索エンジン「WiSE」による実証実験が、東京工業大学の「みんなのスパコンTSUBAME によるペタスケールへの飛翔」事業に採択されたと発表した。

» 2007年09月20日 18時37分 公開
[ITmedia]

 ビジネスサーチテクノロジ(BST)は9月20日、多言語対応の高速全文検索エンジン「WiSE」による実証実験が、文部科学省の「先端研究施設共用イノベーション創出事業」の一環となる東京工業大学の「みんなのスパコンTSUBAME によるペタスケールへの飛翔」事業に採択されたと発表した。

 BSTは、ポータルサイトにおける検索や文書解析などを通じた大規模データを取得するため、スーパーコンピューティンググリッドシステム「TSUBAME」を利用して、データ収集や検索用DBの作成、検索応答の検証などを行う。実証実験は、サーバ向けプロセッサ「AMD Opteron」の1024 CPU コア以上の環境で行われる。

 先端研究施設共用イノベーション創出事業は、文部科学省が2007年度から始めた事業で、大学などが持つ研究施設や機器の共用を進め、イノベーションの創出を目指すもの。

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