サン、アプリケーションサーバのマルチリンガル版を発表

9月にオープンソースアプリケーションサーバ「Sun Java System Application Server9.1」を発表したサンは、アップグレードとなるマルチリンガル版の無償提供を始めた。

» 2007年10月30日 15時55分 公開
[ITmedia]

 サン・マイクロシステムズ(サン)は10月30日、オープンソースプロジェクト「GlassFish V2」をベースに開発された「Java EE 5」対応のアプリケーションサーバ「Sun Java System Application Server9.1 マルチリンガル版」を同社Webサイトにて無償で提供開始した。

 新製品は、9月に発売された「Sun Java System Application Server9.1」に、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、中国語、韓国語のサポートが加わった。

管理コンソール画面 管理コンソール画面

 同製品では、Administrationコンソールにより複数サーバ上に展開されたクラスタ、インスタンス、アプリケーションを一元管理する機能やクラスタリング機能を強化し、HADBによる99.999%の高可用性を提供する。Microsoft .NET3.0との相互運用性を実装するほか、オープンソースの統合開発環境である「NetBeans 5.5.1」「同 6.0 beta」との統合利用も可能で、Java、JRuby、JavaScriptなどの複数言語を使用できる。対応プラットフォームはSolaris、Red Hat、Windowsとなる。

NetBeansとの統合利用 NetBeansとの統合利用

 ライセンス(1ライセンスにつき最大4ソケットまで利用可能)とサポートサービスは有償。アプリケーションサーバはライセンス価格が225万2000円、サポート価格が39万7800円で、HADBライセンスはそれぞれ113万4000円、19万9800円となる。

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