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» 2008年01月08日 15時58分 UPDATE

2008年も“相互運用性問題”がオープンソース普及の障害に (1/2)

企業における利用者は、将来のアップデートサイクルを通じて各種のオープンソースソリューションが連携することを望んでいる。その陰には?

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 企業ユーザーの間でオープンソースソフトウェアの利用が拡大しているが、ユーザーおよびオープンソースソフトウェアベンダーらによると、依然として相互運用性をめぐる問題が広範な普及の障害になっているという。

 SpikeSourceのキム・ポレゼーCEOによると、企業ユーザーは自社のIT環境でオープンソースコンポーネントの利用を拡大するのに際し、将来のアップデートサイクルを通じてオープンソースソリューション間の相互運用性が維持されるという保証を求めているという。

 「複数のオープンソースコンポーネントで構成されるソリューションの場合、品質保証が全般的に欠落しており、1つの基盤コンポーネントが全体のソリューションを崩壊させる可能性もある」とポレゼー氏は話す。「企業にとってこの不安が解消されないかぎり、オープンソースベンダーが期待するような普及ペースは実現せず、大企業からSMB(中堅・中小企業)ユーザーへの普及拡大も限定されたものになるだろう」。

 SpikeSourceでは、自社の自動テスト/認証フレームワークを通じて、この相互運用性問題に取り組んでいる。ポレゼー氏によると、オープンソースプロジェクト/コンポーネントの普及に伴う品質保証や相互運用性の問題が解決されれば、大企業およびSMBの間でオープンソースの採用が一気に加速すると考えているという。

 ポレゼー氏のコメントは、Open Solutions Allianceの最近の報告書の指摘とも一致する。同報告書によると、商用オープンソースソリューションは広範に採用が進んでいるが、相互運用性をめぐる問題など、普及の妨げになっている障害も存在するようだ。

 SugarCRMの共同創業者のジョン・ロバーツCEOにとって、2008年の最大のチャレンジの1つが、オープンソースとプロプライエタリの価値命題の違いを明確にすることだ。

 「品質、柔軟性、コントロール、コストの面で大きな違いがある。どれをとっても商用オープンソースモデルの方に分がある」とロバーツ氏は米eWEEKの取材で述べている。「オープンソースソリューションを検討する企業が増える中、われわれはその違いを明確に説明する必要がある」。

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