スパムの発信源は北米から欧州にシフト? Symantecが報告

1月は欧州を発信源とするスパムの割合が、北米を上回った。

» 2008年02月06日 10時31分 公開
[ITmedia]

 米Symantecは2月5日に発表した月例スパム動向報告書で、スパムメールの発信源が北米から欧州へとシフトする傾向にあると伝えた。

 かつてスパムといえば北米から送信されるものが大半だったが、過去3カ月で欧州発のスパムが増加。1月は欧州を発信源とするスパムの割合が44%となり、北米を発信源とするスパムの35.1%を上回ったという。

image Symantec月例スパム動向報告書より

 欧州発のスパムが増えた理由としてSymantecは、欧州主要国でのブロードバンド利用の増加を挙げている。ただしスパマーはDNS遮断リストをかわす目的で実際の出所を隠す手口を多用するため、スパムが実際にどこの国から送信されているかを正確に突き止めるのは難しいとしている。

 1月の全電子メールトラフィックに占めるスパムメールの割合は78.5%だった。バレンタインや確定申告に便乗した季節行事スパムも目立っている。

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