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» 2008年08月07日 07時00分 UPDATE

事前準備があなたを救う:新入社員へ送る、夏休みのセキュリティの心得 (1/2)

初めての長期休暇を迎える新入社員たち。休みの間も一人前の社会人であることを忘れず、PCの利用やデータの管理にしっかりと取り組もう。

[國谷武史,ITmedia]

 多くの新入社員にとって、夏休みは待ちこがれた初めての長期休暇だ。入社以来、先輩社員から厳しい指導を受けたり、学生時代とは違った規律正しい社会人生活に慣れなければならなかったりと疲労やストレスが溜まり、長い休みはその反動から気分が緩みがちなる。そんな時にはセキュリティ事故が起きやすいのでぜひとも気をつけたい。

夏休み前にすべきこと

 多くの会社では夏休み期間中の注意事項について、セキュリティ管理者がルールの再確認などを呼びかけているので必ずチェックしておこう。長期休暇中は、普段支給されているPCの持ち出しが禁止されていないか、許可されている場合にはどのようなことに気を配らなければいけないのかといったことが定められている。

 まず注意しておくべきことは、休暇中にPCを利用しないのであれば必ず電源をオフにしておく。PCの電源を入れたままでは無駄に電力を消費するだけでなく、セキュリティ上の危険も高まる。ネットワークの向こう側にいるサイバー攻撃者などは、管理の手薄なPCを狙って、乗っ取りを企てる。ハッキングしたPCをスパムメール配信やシステム停止を誘発する攻撃に悪用しようとする。PCをハッキングされないために、物理的にネットワークから切り離しておくのも効果的だ。

 PCを持ち帰らない場合には、必ず施錠と管理を徹底しよう。デスクトップPCならワイヤーでロックする、ノートPCならデスクやロッカーの中に厳重にしまう。全社休業するような場合には、泥棒などに機密情報の入ったPCを盗まれないようにしたい。

 PCの持ち帰りが許可されている場合には、会社のルールに従ってウイルス感染や情報漏えい事故などに遭わないように必ず準備をしよう。パスワードロックが正しく設定されているかどうか、データを暗号化しているかどうか、OSやアプリケーションの脆弱性が修正されているかどうかといった最低限のチェックをしておきたいところだ。

 USBメモリの取り扱いにも注意したい。PCの持ち出しが禁止されていても、仕事のデータをUSBメモリに保存して自宅PCで作業するということもある。トレンドマイクロの上級セキュリティエキスパート、黒木直樹氏によると、最近はUSBメモリに感染するウイルスの報告が増えている。「普段利用しているものがウイルスに感染していて、自宅PCにつなぐと同時に感染する、休暇後に会社のPCへつないで感染するなどの危険がある」(同氏)。同氏は、USBメモリを利用する前にはウイルス対策ソフトでスキャンすることを勧めている。

PC環境の整備は慎重に

 休暇中にPC環境の改善へ取り組んだり、注目していたソフトウェアをインストールしてみたりすることを考えている人も多いだろう。もしくは、休暇中も仕事が気になって、会社のPCを外出先に持っていく人もいる。休暇中は特にセキュリティ事故の確率が高くなりがちだ。

アップデートを実行する

 OSやソフトウェア、セキュリティ製品の定義ファイル、ハードウェア製品のファームウェアなどのアップデート作業を普段から行っていないのであれば、この機会を利用して作業しよう。ウイルス感染などの事故を防ぐ第一歩は、製品の脆弱性解消や最新のウイルスに対処できるようにしておくこと。できれば、これらの作業は日常的に行うことを心掛けたい。

不審なソフトウェアはインストールしない

 話題になっているソフトウェアをインストールするのであれば、必ずセキュリティ上の評価をチェックして、ウイルス対策ソフトで不正プログラムが仕掛けられていないかを確認してから利用するようにしよう。Webで公開されている無料ソフトやオンラインゲームには、密かにウイルスが仕掛けられている場合が少なくない。

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