オープンソースのショッピングサイト構築システムに脆弱性

EC-CUBEにSQLインジェクションの脆弱性が見つかった。同システムを利用するサイトが攻撃対象になる可能性がある。

» 2008年11月06日 18時07分 公開
[ITmedia]

 オープンソースのショッピングサイト構築システム「EC-CUBE」にSQLインジェクションの脆弱性が見つかった。同システムを利用する通販サイトなどが攻撃対象になる可能性があるとして、情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターが警戒を呼びかけている。

 脆弱性が存在するのは、「EC-CUBE Ver2」正式版 Version 2.3.0以前、同RC版 Version 2.3.0-rc1以前、「EC-CUBE Ver1」正式版 Version 1.4.7以前、同ベータ版 Version 1.5.0-beta2以前、「EC-CUBEコミュニティ」コミュニティ版1.3.5以前、同ナイトリービルド版r17668以前。

 脆弱性が悪用されると、管理者権限が奪取され、リモートからデータベースの個人情報などを盗み出せるなどの可能性がある。

 開発を支援するロックオンは、脆弱性を修正したEC-CUBE Ver2 Version 2.3.1、EC-CUBE Ver1 Version 1.4.8、EC-CUBEコミュニティでは修正モジュールを公開し、アップデートを呼びかけている。

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