Adobe、Linux版Flash Playerのアップデート公開深刻な脆弱性が存在

細工を施したSWFをFlash Player for Linuxでロードすると、システムを制御される可能性がある。

» 2008年12月19日 08時42分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは、Linux版Flash Playerのアップデートを公開し、深刻な脆弱性に対処した。

 Adobeが12月17日に公開したアドバイザリーによると、脆弱性が存在するのはLinux版のFlash Player 10.0.12.36と9.0.151.0までのバージョン。細工を施したSWFをユーザーがFlash Playerでロードすると、攻撃者にシステムを制御される可能性がある。なお、この脆弱性はMac版とWindows版のFlash Playerには影響しないという。

 Adobeは、この脆弱性を修正した最新バージョンFlash Player for Linux 10.0.15.3の配布を、Player Download Centerと自動更新機能を通じて開始し

、Linux版の全ユーザーに適用を呼び掛けている。10.0.15.3にアップデートできないユーザーのために、9.0.152.0も用意した。

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