Adobe Flash利用でシンクライアント、コネクトワンが新製品月額費用の軽減に

コネクトワンは、画面転送型シンクライアントシステム「ConnectONE TCO」を発表。Adobe Flashを利用して、セキュリティと運用コストの削減を図ったという。

» 2009年01月29日 18時33分 公開
[ITmedia]

 コネクトワンは1月29日、画面転送型シンクライアントシステム「ConnectONE TCO」を発売した。Adobe Flashの採用で、セキュリティ対策と運用コスト削減を両立できるという。

 新製品では、一般のコンテンツ配信などでも使用されているAdobe Flashを応用した独自のデータ表示技術を利用し、ファイルダウンロードや画面キャプチャ、印刷などの操作を禁止したままデータを転送する。

 専用のUSBメモリをPCに接続して使用する。端末上では作成したデータはUSBメモリに格納されるため、端末からの漏えいやウイルスの影響を受けにくいという。また、携帯電話を利用したワンタイパスワード認証や、ConnectONE専用サーバと連動したシングルサインオン機能などを利用できる。

 利用料は1ユーザー当たり月額1200円。既存のPCやスマートフォン端末を利用できる点や汎用的な画像技術を応用することで、一般的なシステムに比べて10分の1程度の価格になる。同社では、初年度100社、3年間で500社での利用を見込む。

 Lotus Notes/DominoやMicrosoft Exchange、ファイルサーバ、Webアプリケーションなどが利用できる。

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